(VOVWORLD) -イスラエルとイランの双方は15日も攻撃を繰り返していて、攻撃の対象は軍事施設などから、エネルギー関連施設や政府機関にまで広がっています。一方、ロシアのプーチン大統領がアメリカのトランプ大統領と電話で会談し、緊張緩和のためにロシアが仲介役を担う用意があると表明するなど事態の鎮静化に向けた外交の動きも出始めています。
イスラエルのリション・レジオンで、イランによるミサイル攻撃を受けた現場で救助隊員らが活動を行っている (2025年6月14日REUTERS/Ronen Zvulun撮影) |
イスラエルはイランへの攻撃を続けていて首都テヘランでは15日未明、国防軍需省が攻撃を受け、建物の一部に被害が出たと一部のイランメディアが伝えました。
また、イランの国営通信は、石油省の情報として、テヘランにある2つの石油貯蔵施設が攻撃を受けたと伝えました。国営テレビが伝えた映像では、大きな炎と煙が立ち上っている様子が確認できます。
これに対し、イランの軍事精鋭部隊の革命防衛隊は報復としてイスラエル側の戦闘機の燃料製造施設やエネルギー関連施設を標的とするミサイルや無人機を使った新たな作戦を開始したと発表しました。
攻撃の対象は、当初の核施設や軍事施設などからエネルギー関連施設や政府機関にまで広がっています。(NHK)